金沢清水湧水群・松川温水路

金沢清水湧水群

岩手山麓の松川添い金沢地区のあちこちに湧く全国名水百選のひとつ。主泉座頭清水は日量3.4万トンを誇り、岩手山の伏流水が直径5mもあろうかという湧き口から一気に吹き出し、水草を揺らして盛り上がる様は迫力満点。

水源への遊歩道があり見学できます。
※水源の見学は岩手県内水面水産技術センターでの受付が必要です。

岩手県内水面水産技術センター

松川温水路

「だんだん水路」と地元では馴染みのあるのどかな風景がここにあります。

八幡平の松川は、稲作の行われる5月から9月の間の水温が9℃〜27℃と極端に低く、17℃以下で冷害障害が起こると言われる水稲のために水温を上げる必要がありました。延長1300 m、幅20 m、水深0.45 mの広く浅い温水路には35ヶ所の段差があり、太陽の光をたくさん受け、落差を利用し空気に触れさせることで水温を上げる仕組みになっています。
水面に映る空の色と流れる水のせせらぎは、音風景としてもあなたの心に残るでしょう。

※温水路は農業用水路です。水量が多く、その穏やかな見た目よりもはるかに危険です。水路内へは絶対に立ち入らないでください。

明治百年記念公園小水力発電所

温水路に沿って明治百年記念公園の遊歩道が続いています。
温水路の下流の端には、直径6mを超える大きな水車が設置されていて、4月から11月の間は力強く動いているところが見られるでしょう。

この水車は松川温水路の流れを利用した小水力発電所となっていて、最大出力は9.9Kw。 発電した電気は電力会社へと供給されています。