ホーム » 観光情報 » 十和田八幡平国立公園の四季 » 十和田八幡平国立公園でハイキング » 茶臼岳—八幡平のパノラマの展望地
八幡平は広大なエリアを有し、茶臼岳からのパノラマはその壮大な景色を一望することができます。茶臼岳山頂の溶岩ドームから南を見渡すと、雄大な岩手山がその姿を現し、さらにその先には早池峰山が連なります。その足元には北上川流域の広大な沖積平野が広がり、遠くまで続く壮観な景色を楽しむことができます。
東八幡平火山群は、源太森から茶臼岳を経て前森山に至るエリアを指し、西八幡平火山群よりも新しい火山活動によって形成されました。そのため、この地域の地形は若々しく、鋭く際立ったアウトラインが特徴です。
真下には、北上川上流域の原生林や大沼、熊沼などの湿原が広がり、その美しい景色を一望することができます。豊かな自然環境が広がり、四季折々の風景が魅力的です。
頂上までは2つのルートでアクセスできます。冬にはスキー場としても利用されるメインルートは少々険しいですが、途中の各ポイントで新しい景色が楽しめます。一方、黒谷地斜面に沿った緩やかな登りは、ハイカーを美しいツガの森へと誘い、その先の頂上へと続くトレイルにつながっています。
夏の間、トレイル沿いには高山植物が次々と咲き誇ります。初夏にはヒナゲシやミヤマキンポウゲ、ハナミズキが彩り、真夏にはヤマハハコやハクサンシャクナゲが見頃を迎えます。自然の美しさを感じながら、季節ごとの花々を楽しむことができます。