ホーム » 観光情報 » 十和田八幡平国立公園の四季 » 桜松神社と幸運の木
八幡平市の安代地区にある桜松公園は、静かで心安らぐ場所として知られています。この公園は、地元の人々にとって心のふるさとともいえる場所です。駐車場からは、200年以上の歴史を持つ杉と松の木々の香りが漂う短い周回遊歩道が整備されており、その遊歩道は山間の小川に沿って桜松神社へと続いています。
この小さな神社は、少なくとも1744年に建立されたと伝えられ、その名前は、昔、この地の松の木の枝から桜の花が咲いたという伝説に由来します。この神社は、訪れる人に幸運をもたらす場所として信じられ、多くの人々が縁起を担いで訪れています。自然の美しさと神秘的な伝説が交差する桜松公園で、静かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
桜松公園の入口の門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのは、苔むした二本のカエデの木です。この木々は長い年月を経て年老いながらも、その曲がりくねった姿がいまだに訪れる人々から称賛されています。岩石の間から力強く生え出し、根元から曲がりくねった幹の中ほどまでがまるで一体化しているように見えるこの二本のカエデは、その独特な姿からカップルにとって幸運の象徴とされています。恋愛成就や夫婦円満を願う多くの人々が、この木々の前で手を合わせ、その姿に願いを込めて訪れます。桜松公園で自然の不思議と美しさを感じながら、恋愛運を高めてみてはいかがでしょうか。
少し先には神社があります。お辞儀をして敬意を表した後、鈴がついた綱を引いて神々を呼び出します。二度お辞儀をし、手を二度叩き、祈りを述べた後に再びお辞儀をします。