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栗駒山に隣接する裏岩手縦走コース沿いに位置する三ッ石山は、本州でも屈指の紅葉の名所とされています。紅葉の見頃は、例年9月中旬から下旬にかけてです。
三ッ石という名前は、“三つの岩”を意味します。この名前は、山頂付近に突き出た三つの大きな溶岩の岩塊に由来すると言われています。

南に伸びる稜線は、畚岳(もっこだけ)、諸桧岳(もろびだけ)、そして嶮岨森(けんそもり)をつなぎ、岩手山の“裏側”を巡る裏岩手縦走コースを形成しています。このコースは長いですが、途中に2つの休憩用の山小屋があり、ペースを調整しながらゆっくりと進むことができます。

裏岩手縦走コース:

標高差 – 793m

コースタイム – 8時間50分(1日でのトレッキングも可能)

出典:八幡平市観光協会

1日では味わいきれない絶景!

三ッ石山の夕陽に映える秋の風景 – 写真提供:株式会社八幡平DMO

山の上から朝日や夕陽を見たことがありますか? 澄んだ空気と徐々に広がる光の中での体験は、非常に特別で、一生心に残ることでしょう。そんな風景を写真に収めるのは難しいと思われがちですが、山小屋や温泉宿に一泊か二泊するだけで、意外と簡単に撮影できます。

岩手・八幡平山岳ガイド協会でガイドを提供していますので、トレッキング初心者の方でも安心です。これらのガイドは日本山岳ガイド協会に認定されており、地元のガイドが多いため、国立公園を楽しむのに最適なシーズンについて詳しく教えてもらえます。個人からグループまで、訪れる方の要望に応じて柔軟に対応してくれます。

また、グループの人数やコースに応じたアドバイスや相談も提供してくれます。

※予約が必要です。連絡先は下記をご覧いただくか、岩手・八幡平山岳ガイド協会のウェブサイトをご参照ください。

写真提供:岩手・八幡平山岳ガイド協会
動画再生

三ッ石山の溶岩の岩塊と秋の紅葉のドローン映像

三ッ石山に最も近いバス停は、松川温泉停留所です。

松川温泉は、2つの温泉宿「松川荘」と「峡雲荘」で構成された温泉地です。

それぞれの温泉には、混浴と男女別があり、秋の風景に囲まれながら乳白色のお湯でリラックスできます。

松川荘は、男性用と女性用の内湯がそれぞれ2つ、屋根付きと屋根無しの女性専用露天風呂が2つ、さらに混浴の露天風呂が1つの、合計7つの浴槽があり、すべて天然温泉から引かれています。温度の異なる温泉があり、乳白色でありながら独特の鮮やかな青色のお湯を楽しめます。

さらに、宿泊する場合には入湯手形がもらえ、峡雲荘の温泉も無料で利用することができます。

写真提供:八幡平市観光協会
松川荘の最大の魅力は、なんと言ってもその巨大な混浴露天風呂です。50人が同時に入れる広さで、JR東日本の「行こう!東北」キャンペーンにも登場しました。

松川温泉 松川荘

写真提供:峡雲荘

峡雲荘は、松川温泉の最奥、樹海ライン入口近くに位置しています。男性用と女性用の内湯がそれぞれ1つ、女性用の露天風呂が1つ、混浴の露天風呂が1つの、合計4つの浴槽があります。松川荘と比べると、お湯は曇りがかった緑青色です。峡雲荘は2つの建物に分かれており、本館はリニューアルされてホテルのような雰囲気を提供しており、一方で別館は、かつての旧館の面影を残した、古民家のような趣きがあります。

混浴の露天風呂には、あちこちに巨大な岩が配置されており、野趣あふれる雰囲気が漂います。
周囲の景色は、ブナやミズナラの木々に囲まれ、夏には美しいエメラルドグリーン、秋には豊かな紅葉のグラデーション、冬には純白の雪に覆われ、四季折々で美しい露天風呂が楽しめます。

松川温泉 峡雲荘

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